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バセドウ病

バセドウ病とはどんな病気ですか?

バセドウ病は、身体の防御機能である「免疫」が自分自身を標的にしてしまうという自己免疫の代表的な病気で、男性より女性の方が発症しやすいと言われています。甲状腺は喉ぼとけの所にある小さな臓器で、人が元気に生活をしていく上で必要なホルモンを作っており、甲状腺ホルモンは「元気ホルモン」とも呼ばれています。バセドウ病は、甲状腺ホルモンの分泌が異常に多くなってしまうことによるもので、「元気ホルモン」が過剰なため、常に動き回っているような状態に身体が陥ります。結果として疲れやすくなる、などの症状が出ます。

バセドウ病ではどんな症状があらわれますか?

「元気ホルモン」である甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるため、疲れやすい、体重がおちる、汗が多く出る、動悸が激しい、頚がはれる、など日常生活に影響をきたす症状が出現します。

バセドウ病の診断はどのようにして行いますか?

甲状腺ホルモンが高くなる病気には、その他に無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、甲状腺過機能結節(プランマー病)など様々な病気がありますが、下記の通り、いくつかの検査と症状を組み合わせて診断します。

1. 甲状腺ホルモン(FT4)と甲状腺刺激ホルモン(TSH)の測定

甲状腺機能の把握には、必須の血液検査です。
バセドウ病ではFT4が高くなり、TSHが測定できないくらいに低くなります。

2. TSH受容体抗体 (TRAb)の測定

この自己抗体が陽性となることでバセドウ病と診断できます。

3. 超音波検査

甲状腺の大きさ、甲状腺内の血流など病気の状態を把握します。
また、甲状腺の内部に結節(しこり)がないかどうかを検査します。

バセドウ病はどのように治療しますか?

治療法として1.薬物療法、2.アイソトープ治療、3.手術療法 があります。
基本は、まず薬物治療を行います。現在、抗甲状腺薬には、チアマゾール(MMI)とプロピルチオウラシル(PTU)の2種類があります。
MMIはPTUの10倍以上の効果があるため、MMIを第1選択薬として処方いたしますが、副作用の確認のためにお薬を内服して2ヶ月間は2週間間隔で血液検査が必要となります。問題がないことが確認できましたら、お薬を1年半から2年程度内服し、その後中止しバセドウ病が再発しないことが確認されたら治癒となります。つまり治療には約3年程度の期間がかかります。
お薬でコントロールできない場合や、副作用のために内服できない場合などで、2.アイソトープ治療や3.手術療法を選択することになります。それぞれにメリット、デメリットがありますので、患者さんにとってベストな治療方法を選択し、連携病院を紹介しています。

日常生活で注意することは何かありますか?

当たり前かもしれませんが、睡眠時間を十分に取り、規則的な生活を送ることが一番です。
バセドウ病は「元気ホルモン」が過剰にでている病気ですので、ストレスは状態を更に悪化させます。ですので、甲状腺ホルモンが高い間は、心身に負担のかからないような配慮が必要です。仕事においても強度(夜勤は避けるなど)、勤務時間を短縮するなどが望まれます。また甲状腺ホルモンが高い間は、激しい運動は控えてください。脈拍が高い状態が続いていますので、その時に激しい運動を行うと、更に脈拍が高くなり、心房細動や心不全を引き起こしてしまう可能性があります。甲状腺ホルモンが正常域に戻ったら、運動の制限は一切なくなりますので、その間の辛抱となります。

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