シワの種類
表情ジワ
喜怒哀楽の表情を作るときにできるシワです。眉間、額、目じり、口回りなどに見られます。
表皮性シワ
いわゆる「ちりめんジワ」です。目の下、目じりなどに、小さなシワが多発します。
真皮性シワ
額、目じりなどにくっきりと表れるシワです。一般に「小ジワ」という場合には、この真皮性シワのことを指します。
たるみジワ
皮膚がたるむことで、その下にできるシワです。ほうれい線、額・眉間・目の下・口元などの深いシワがこれに該当します。
シワの原因は3つ
乾燥
皮脂・水分量の不足によって肌が乾燥すると、肌のキメが失われ、小ジワやちりめんジワの原因となります。
皮脂・水分量は加齢によって減少していきますが、若い方でも保湿が不十分だと肌の乾燥が起こります。
紫外線
紫外線は、真皮層の細胞を破壊したり、活性酸素を発生させて酸化を進めたりします。
シワだけでなく、たるみやシミなどの肌トラブルの重要なリスク因子です。また紫外線を浴びる機会が多い場合には、コラーゲンの減少も引き起こされます。
加齢
年齢を重ねると、保湿をしても短時間で乾燥してしまいます。これは、水分の保持力が低下しているためです。また、加齢とともに女性ホルモンの分泌も徐々に低下していきます。
このようにしてたるみも多くなってくることから、シワが目立ちやすくなります。
当院のシワ・小ジワの治療
シワや小ジワの治療として、当院では以下のような豊富なメニューをご用意しております。患者様のお肌の状態、ご希望に応じて、適切な治療をご提案します。
リジュビネーション
「リジュビネーション」はもともと英語の「Rejuvenation=再び若くなる」つまり、若返りを指す言葉です。お肌の張りを取り戻したり、しわやたるみ、くすみを目立たなくしたり、もちろん、ここでお話しするしみを薄くしたり、消したりする施術も総合的にリジュビネーションと呼ばれています。
ケミカルピーリング
小じわ、くすみ、ニキビ跡、毛穴の開きなどに対して効果を期待できる施術です。ケミカルピーリングによって古い角質が除去されることで、皮膚の表皮では軽い炎症が起こります。 肌はその炎症を回復させるために、コラーゲンの生成が促進されます。
ボトックス
ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質「ボトックス」を注射し、筋肉の動きを抑制することで、シワ(特に表情ジワ)が目立ちにくくなります。眉間、目尻などへの治療がおすすめです。
シワの予防方法
紫外線予防
紫外線を浴びると、肌では活性酸素が生まれ、肌の老化が進みます。また、メラニン色素の発生は、シミの原因にもなります。
季節や天候に関係なく、外出時は紫外線対策を行いましょう。日焼け止めクリームに加え、日傘、サングラス、帽子などを併用すると効果的です。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることで、たるみとたるみに伴うシワを予防しましょう。
「あ」と口を大きく開く、「い」と唇を左右に広げる、「お」と口先をすぼめ口の中に広い空間を作ることを繰り返す体操などがあります。
保湿・スキンケア
洗顔・入浴のあとにはすぐ、保湿をしましょう。化粧水→美容液→乳液またはクリームの順番で使用すると、水分を中に閉じ込めることができます。
ストレスを溜めない
ストレスはターンオーバーを遅らせ、シミやシワの原因となります。適度な運動や十分な睡眠を習慣化し、ストレスを溜めないようにしましょう。
シワを改善できる食べ物
コラーゲンを含む食べ物
コラーゲンは加齢とともに減少していきますが、肌のハリを維持するためには欠かせません。
特に、牛すじ、豚足、手羽先、モツ、ふかひれ、すっぽんなどの食品に多く含まれています。
コラーゲンを作り出す食べ物
コラーゲンは、身体の中で作り出すことが可能です。その原料となるのが、アミノ酸です。
アミノ酸を多く含む肉や魚といった動物性たんぱく質もしっかりと摂りましょう。
コラーゲンの生成を助ける
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進します。ブロッコリー、キウイ、赤・黄ピーマン、イチゴ、キャベツ、じゃがいもといった食品に多く含まれています。