糖尿病でのどが渇く理由
「血糖値」とは前述の通り、「血管の中のお砂糖の量」ということです。お砂糖成分が多くなると血液がドロドロとなってしまします。ドロドロとした血液は流れがよどんでいるので、それが持続すると「脳梗塞」や「心筋梗塞」となってしまいます。
高血糖(血糖値が250 mg/dlを超える)になると、喉が渇き始めます。喉が渇くと人は水分を摂取する行動を摂ります。
どうしてか??
それは、ドロドロとした血液を水分で薄めて少しでもサラサラにして、「脳梗塞」や「心筋梗塞」にならないようにしているのです。つまり、「喉が渇く=水分を摂る=脳梗塞を予防する=生体の防御反応」なのです。糖尿病はそもそも症状がない病気ですので、「喉が渇く」といった症状が出ているということは”黄色信号”状態を意味しています。「脳梗塞」や「心筋梗塞」といった”赤信号”にならぬ様に、インスリン治療を開始することが求められます。
糖尿病以外に考えられる原因
糖尿病以外でも喉が渇く原因となる病気は下記のようにさまざまありますので、そのような症状で悩んだ際にはご相談下さい。
- 脱水症
- 発熱
- 塩分やアルコールの摂り過ぎ
- 更年期障害
- シェーグレン症候群
- 尿崩症
- ストレス(自律神経の乱れ)
- お薬の副作用
糖尿病の危険度セルフチェックリスト
簡単!糖尿病の危険度
セルフチェックリスト
- 40歳以上の男性、または50歳以上の女性
- 家族や親戚に糖尿病の人がいる
- 太っている(BMIが25以上)、または最近体重が増えてきた
※ BMI=体重kg ÷ (身長m)2 - 喉が異常に乾く
- 食べても食べてもやせる、最近急にやせてきた
- 健康診断で、尿に糖が出ていると指摘された
- 尿の臭いが気になる
- 残尿感がある
- 最近、尿の回数が増え、夜中にトイレに行くことが増えた
- 全身がだるい、疲れやすい
- 手足がむくむ
- 夕ご飯を食べた後にすぐ寝てしまう
- 外食が多い
- 1食抜いて、次でどか食いをしてしまう
- 甘いお菓子やジュースをよく口にする
- 運動の習慣がなく、車に乗る機会が多い
- タバコを吸っている
- ストレスの多い仕事をしている
5つ以上当てはまる場合、糖尿病のリスクが高い状態です!お早目に専門の医療機関を受診ください。