HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんを引き起こすウイルスです。
HPVワクチンを接種することで、子宮頸がん罹患率を顕著に下げることができます。
女性はもちろん、男性もHPVに感染しますので、
男性にもHPVワクチン接種をお勧めします。
※公費での接種は、無料です。
※自費となりますが、より効果の高いシルガード9も取り扱っております。
ワクチンについて
初回接種年齢によって、ワクチン接種回数が異なります。
- 小学校6年生の学年から、15歳の誕生日の前日まで(15歳未満)まで ⇒ 2回接種
- 16歳以上 ⇒ 3回接種
価格表(1回接種毎の料金、税込価格)
HPVワクチンは、公費で接種可能です。
とくに理由がなければ、予防効果の大きい「シルガード9」をおすすめいたします。
ガーダシル® (4価) | 公費:無料 自費:16,800円 |
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シルガード9® (9価) | 自費:28,800円 |
※公費の方は接種券が必要です
接種券は、自治体から対象者に対して順次発送されます。
公費での接種については、自治体のウェブサイト等をご確認ください。
どのワクチンを選んだらいいの?
現在、予防効果の高い9価の「シルガード9」が公費で接種できます。
「シルガード9」は、「ガーダシル」よりもHPV感染予防効果が高く、欧米では「シルガード9」の接種が標準になっています。
とくに理由がない場合、「シルガード9」を選択してください。男性は、現在、自費でガーダシルのみ接種できます。
対象者
小学校6年生~高校1年生の女子は定期接種の対象になり、公費(無料)で接種できます。
※公費の方は接種券が必要です
また、平成9年度生まれ~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)の女性で、これまでHPVワクチンを一度も接種されていない女性は、キャッチアップ制度により、公費で接種できます。 ※こちらも、対象者は自治体から接種券が届きます。
定期接種期間を過ぎた方でも、26歳以下の方には、HPVワクチンの接種をお勧めします。
男性は、9歳から接種できます。接種できるワクチンは、ガーダシルのみになります。
副反応について
ワクチン接種後、注射した部位が痛むことがあります。通常は数日で痛みが治まります。
また、接種後にめまいやふらつき、失神などが起こることがあります。これは、血管迷走神経反射とよばれる現象で、しばらく安静にしていただくことで自然に回復します。
HPVワクチンの副反応については、厚生労働省のパンフレット (こちら) もご確認ください。
安全のため、ワクチン接種後、30分ほど院内でご休憩していただきます。