花粉症

  • 花粉症

例年2月初旬から本格的な花粉症シーズンがはじまります

花粉症できるだけ早い時期に花粉症治療を始めることで、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などの辛い症状をかなり抑えることができます。
花粉症シーズンが始まってからの治療も効果が期待できますので、花粉症でお悩みの方はあきらめずにお早目にご相談ください。

花粉症とは

花粉症とは花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった症状が現れる疾患です。
特にスギ花粉症は発症する人が極めて多く、冬の終わりから春にかけて発症のピークとなります。
日本では、スギのほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。

花粉症のメカニズム

花粉が体内に侵入してくると、それを排除しようとlgE抗体という物質が作られます。
そのlgE抗体は粘膜にたくさんある肥満細胞と結合し、再度侵入してきた花粉に集中します。 その花粉とlgE抗体や肥満細胞が反応し、ヒスタミンやロイコトリエンなどが体内へ放出されてそれが刺激となり、神経や血管に作用します。
作用した結果、くしゃみや鼻水などの花粉症の症状を引き起こします。

花粉症の主な症状

鼻水が出てくる、鼻づまり、くしゃみ

眼のかゆみ、涙が出る、まぶたが腫れる、眼の充血

喉の痛み、口の中がピリピリしびれる

その他

集中力の低下、憂鬱な気分になる、イライラする、頭痛がする

花粉症の治療

従来の抗アレルギー薬に加え、ロイコトリエン拮抗薬、点鼻薬、点眼薬、漢方薬などを組み合わせて、患者さん一人一人に合った治療を考えていきます。お薬は何種類もありますが、個人個人によって効果はばらつきがありますので、体に合うお薬を見つけていくことが大事かと思います。
また、近年では、抗アレルギー薬で問題なる「眠気」を改善させた、「眠くなりにくい」新しい薬も登場しています。
花粉症治療薬は、合うお薬に出会うことが大事です。粘り強く一緒に探していきましょう!

【執筆者】
医療法人糖心会べっぷ内科クリニック
理事長 別府浩毅

【執筆者】医療法人糖心会べっぷ内科クリニック
理事長 別府浩毅

専門資格

日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医
日本糖尿病・妊娠学会
日本糖尿病協会 療養指導医
日本循環器学会 循環器専門医
心臓リハビリテーション学会 心リハ指導士
日本腎臓学会
日本透析医学会 透析専門医

所属学会

日本内科学会
日本糖尿病学会
日本糖尿病・妊娠学会
日本糖尿病協会
日本循環器学会
心臓リハビリテーション学会
日本透析医学会

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